金竜小学校 発祥の地
きんりゅうしょうがっこうはっしょうのち
地下鉄日比谷線 入谷駅から 南東に300m。かっぱ橋道具街の北端に 台東区生涯学習センター(台東区西浅草3丁目25-16)の新しいビルがある。センターの前に金属板の 発祥碑が建つ。碑には 明治45年(1912) 竣工当時の木造校舎の写真と, 昭和3年(1928) に竣工した鉄筋コンクリート校舎の写真が添えられている。
明治時代 この地は浅草区新谷町と呼ばれ 市電の営業所があった。 その跡地に木造の校舎が建てられ、大正元年(1912) に「金龍尋常小学校」が開校した。 金龍山浅草寺が近いので金龍小学校の名前がつけられたと言われる。
関東大震災により この校舎も全焼したため, この後6年間 仮校舎で不自由な授業を 強いられたが, 昭和3年(1928) 鉄筋コンクリート3階建ての校舎が完成した。太平洋戦争の空襲により 浅草一帯は焼け野原になったが, 本校は焼失をまぬがれ, 昭和22年(1947) 新制度のもと「台東区立金竜小学校」と改められた。
昭和61年(1986) 100m北の現在地(台東区千束1丁目)に新校舎を建設して移転。 平成13年(2001) には跡地に「台東区生涯学習センター」が建設された。
写真
碑文
金竜小学校発祥の地
明治45年7月29日 校舎竣工
大正元年9月2日 開校
大正12年9月1日 関東大震災により校舎焼失
昭和3年9月20日 鉄筋コンクリート校舎竣工
昭和61年9月1日 新校舎へ移転
平成10年9月28日 生涯学習センター建築のため旧校舎解体平成16年3月設置
台東区教育委員会