北里八雲牛 発祥の地
きたさとやくもぎゅうはっしょうのち
函館本線 八雲駅から西に17km、北里大学 獣医学部 附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場(二海郡八雲町上八雲751)八雲総合実習所建屋と牧舎の間に石碑が置かれている。
この牧場は、北里大学が学術研究と教育、そして地域貢献を目的として設立したもので、北里柴三郎博士の「実学」の精神に基づいている。八雲町の豊かな自然環境と広大な土地を活かし、安全で質の高い牛肉生産を目指して、独自の飼育管理方法を確立してきた。
具体的には、放牧を中心としたストレスの少ない飼育環境、牧草を主体とした給餌、そして徹底した衛生管理が特徴である。これにより、肉質の良さと安全性が評価され、「北里八雲牛」としてブランド化された。
この地は、単なる生産拠点ではなく、獣医学教育の実践の場であり、持続可能な畜産モデルを追求する研究の場でもある。そのため、八雲牧場は、学術的な知見に基づいた先進的な畜産技術と、地域特性を活かした自然に近い飼育方法が融合した、まさに北里八雲牛が生まれる特別な場所だと言える。
一部の食肉紹介ページにおいて「きたざとやぐもぎゅう」と紹介されていることがあるが、「茨城県を茨城の方言で言うと『いばらぎ』に聞こえる」というような転訛がそのまま書かれてしまったものではないかと推察する。
6月は牧草収穫が本格的に始まる月です。放牧1ヶ月目の北里八雲牛の状態も気になるところです。世の中はまだまだ先が見通せない状況で出来ることを着実に行っていくしかありません。八雲牧場とご覧いただいているみなさまへの多くの幸せがあることを祈って。「北里八雲牛発祥の地」石碑から。 pic.twitter.com/1VQ6TWlgWp
— 北里大学獣医学部附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場 (@FSC_YAKUMO) May 31, 2020
- 北里大学
https://www.kitasato-u.ac.jp/jp/campus-guide/yakumo.html - 有機野菜 ビオ・マルシェの宅配
https://biomarche.jp/info/24646
写真
碑文
北里八雲牛発祥の地
八雲牧場𫔭設三十周年記念
平成十八年十月十七日