講談 発祥 記念之碑

こうだんはっしょうきねんのひ

「薬研堀不動院」の中庭のように囲まれたところに, 記念碑が建つ。同じ場所に 順天堂発祥の地碑もある。

日本には 講談・落語・漫談・漫才など いろいろな話芸がある。 講談は500年の歴史があるとも言われ, 武士が町の辻に立って 源平合戦などの軍談を語った いわゆる「辻講釈」が最初という。

湯島天神を 講談発祥の地 とする説もあるらしい。


その後、中庭の樹木が整理され、道路沿いの駐車場奥の壁が取り除かれ、中庭の見通しがよくなった。

写真

  • 講談発祥記念之碑(2004)
  • 講談発祥記念之碑(2004)
  • 講談発祥記念之碑(2004)
  • 講談発祥記念之碑(1999)

碑文

講談発祥記念之碑

由来の記

元禄の昔, 赤松清左衛門は浅草見附辺の町辻で 太平記を講じ, 江戸講釈の発祥となった。これが 後に「太平記講釈場」に発展して長く庶民に親 しまれ, 安政年間,「太平記場起原之碑」が建て られた。この碑はその後, 当不動院境内に移され 大正十二年の関東大震災まで名物となっていた。
この度, 当不動院と講談協会との因縁により, 真言宗宗祖弘法大師一千百五十年御遠忌を記念し, 相はかって茲に新たに建碑をなすものである。

大僧正 髙橋隆天撰書

弘法大師一千百五十年御遠忌記念

昭和五十九年秋吉祥
大本山川崎大師平間寺
東京別院薬研堀不動院
講談協会
建之

講談発祥の資料提供日本大学国文学部教授
民俗芸能研究家
永井啓夫氏

地図

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