光陽社 発祥の地
こうようしゃはっしょうのち
都営日暮里・舎人ライナー 足立小台駅から 西に1.4km。食品スーパー“コモディイイダ”小台店の北に“黒子歯科クリニック”がある。クリニックの南西の角に建つ 幅1mほどの黒い石碑に「光陽社発祥の地」の文字が刻まれている。
光陽社は,工業用の研磨剤メーカー。
昭和元年(1926) 戸次創が 荒川区尾久町に「光陽社鍍金材料製造所」を創業し,バフ研磨剤の製造を開始。
昭和9年(1934) 「株式会社光陽社」に改組し,工場を東京都足立区小台に移す。
太平洋戦争により全施設を焼失したが,昭和21年(1946) バフ研磨剤の製造を再開。
平成2年(1990) 福島県白河市に白河工場を開設。その後順次移転を行い, 2002(平成14)年 東京小台工場の白河移転が完了し,小台工場は閉鎖された。
写真
碑文
光陽社発祥の地
- 1926年8月
- 筑後柳川藩 戸次兆一嫡男 創 妻 力子と研磨材料の製造販売に着手して 光陽社を創業 ここ小台町内に本社 工場 研究所を展開するに至る
- 1981年2月
- 光陽社は 長期経営計画に基づき 明日のためのゆとりある工場適地を求めて 東北地方南端 白河の地に用地を確保する
- 1990年1月
- 第一次移転を開始し以後三次にわたる移転により小台町内四ヵ所に点在する 本社 研究所および全工場を白河に集約して本社とする この間 営業 経理部門は日暮里駅南口の光陽社ビルに戻す
- 2002年11月
- 以上の経緯により長期経営計画は完了し 小台の全施設を閉じるに至る
ここに永年にわたる近隣の皆様の多大なるご協力に感謝しつつこの碑を刻す
2002年12月20日 株式会社 光陽社
代表取締役 前田俊彦
相談役 戸次 弘