流山 人形供養会 発祥の地
ながれやまにんぎょうくようえはっしょうのち
流山電鉄の終点, 流山駅から東に500m。日蓮宗 本行寺(流山市平和台5丁目19-22)の本堂前墓地の入口に, 石碑が建っている。
「人形供養会(祭)」とは, 壊れたり不要になった人形などを, ただ捨てるのは可哀そうだという感覚から, お寺や神社などに集めて供養する習慣をいい, 全国各地で広く行われている行事である。供養のやり方はいろいろあるが, 一般的にはたくさんの人形を集めて僧侶が読経し, その後に“お焚き上げ”をする形をとる。
流山市の人形供養会は, もう20年以上も続いている行事で, 毎年10月第2土曜日に催されている。千葉県では人形供養を行う場所が少ないため近隣地区からも人が集まり賑わうという。初回の人形供養はここ本行寺で開催されたが, 周辺に人家が多くなり境内に樹木が多いため, 火を使う行事の開催が難しくなり, 現在は駒木の成顕寺で行われている。
なお, この碑は「全国で一番最初に人形供養会を行った」という意味ではなく, あくまでも「流山で人形供養会をやった最初の場所」の意味だとのこと。
写真
碑文
流山人形供養会発祥の地
平成六年十月一日 流山市観光協会