ポンジュース 発祥の地
ぽんじゅーすはっしょうのち
伊予鉄道高浜線 三津駅の北西すぐの住宅街の中にある小さな三角公園に、ひっそりと石碑が立つ。
ポンジュースのマークまで入っている懲りようではあるものの、石碑の周囲にはとくに説明のようなものは見当たらず、当地がえひめ飲料の前身、青果連の何だったのかと言うことまではウェブページを見ても判然としない。説明文から推察するに、昭和27年(1952) 12月に落成したポンジュース工場だったのだろう。
ポンジュースは、昭和33年(1958)に愛媛県青果農業協同組合連合会(現在のえひめ飲料)が、みかんジュースの全国展開を目指し、愛媛県を代表するジュースとして「ポンジュース」を発売した。
発売当初は主に愛媛県内での販売であったが、次第に全国へと販路を広げ、愛媛県を代表する特産品として広く知られるようになった。ポンジュースは、みかんの一大産地である愛媛県の風土が生んだ、県を象徴する商品の一つである。
説明板を設置すると管理がたいへんなのはわかるので、せめてウェブで詳説していただけたらとも感じる。
なお、ポンジュースの「ポン」は「ニッポン」のポンとのこと。
写真
碑文
ポンジュース発祥の地
平成六年五月吉日建之
愛媛県青果農業協同組合連合会
第四代会長 寺井信孝 書
コメント