城根山 妙蓮寺 発祥之地
しろねさんみょうれんじはっしょうのち
横浜線 中山駅の北東約2Km。横浜上麻生道路に面して妙蓮寺（横浜市都筑区川和町977）がある。寺の東側の山に向っての斜面を利用した墓地があり、その最上部の小さな林の中に写真の石碑が建っている。
妙蓮寺は山号を城根山という都筑区内唯一の日蓮宗の寺。今からおよそ650年前(室町時代初期)に越中阿闍梨朗慶上人(日蓮の孫弟子)が開山したと伝えられる。その後1450年頃までとだえていたが、享禄3年(1530) に再興され、現在地 山の下に移転して妙蓮寺と称するようになった。
発祥碑は「熊井太郎忠基壘蹟」と刻まれているが、忠基とは源平の戦の際一ノ谷の合戦の折に活躍し義経に従った武士の一人であるという。
なお、東急東横線の駅名にもなっている妙蓮寺とは別。
写真
碑文
城根山妙蓮寺発祥之地
熊井太郎忠基壘蹟
此地ハ今カラ六百二十八年 前康永三年光明帝足利尊氏 ノ時代ニ日蓮聖人 孫弟子 越中阿闍梨朗慶上人庵ヲ結 ビ城根山妙蓮寺ノ基ヲ開ク 又源頼朝公ノ幕下ノ熊井太郎 忠基トユウ者居住セシ旧壘蹟ナリト
- 建立発願主
- 中山幸三郎
中山恒三郎
中山保郎昭和四十七年十一月吉日
梁下俊 謹書
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