ウルフカブ 発祥の地
うるふかぶはっしょうのち
山陽電鉄 須磨浦公園駅より東に400m。山陽電鉄とJRに挟まれた細長い地形に沿って 北西方向に須磨浦公園の松林が延びている。その中央付近に 腕を上方に伸ばして直立している少年の像が建っている。像の足下に「ウルフカブ発祥の地」と書かれた白い円柱状の碑がある。
“ウルフカブ”とは“狼の子供”のことで,8歳から11歳(小学校2年生から小学校5年生)までの少年が入隊するボーイスカウトの下部組織で,現在は“カブスカウト”という呼び名になっている。
ボーイスカウトの組織は年齢別に分かれており,
- 小学校入学前~小学2年生
- ビーバースカウト
- 小学校2年生~5年生
- カブスカウト
- 小学校5年生~中学3年
- ボーイスカウト
- 中学校3年~18歳
- ベンチャースカウト
- 18歳~25歳
- ローバースカウト
として活動する。
日本でカブスカウト(ウルフカブ)隊が組織されたのは大正7年(1918) に居留外国人が組織したものがあったが,日本人の手によって作られたのは,大正12年(1923) に “須磨浦向上会ウルフカブ隊”が最初で,この発祥碑は,昭和55年(1980) にボーイスカウト兵庫連盟の結成30周年を記念して建立された。
写真
碑文
ウルフカブ発祥の地
大正12年12月古田誠一郎によって須磨にウルフカブが誕生した
兵庫連盟30周年を記念してこゝに加盟員一同この像を建立するボーイスカウト日本連盟
日本ボーイスカウト兵庫連盟
1980・7・20