寄席 発祥の地
よせはっしょうのち
上野駅から 浅草通りを東におよそ500m。通りから20mほど 南に引っ込んだところに下谷神社があり, その門前に発祥碑が建つ。
寛永10年(1798), 初代 三笑亭可楽が 下谷の稲荷社(現在の下谷神社)の境内に寄席の看板をあげたのが, 江戸で最初の 噺家による落語の席だったと言われる。寄席発祥の地碑は この200周年を記念して平成10年(1998) に建てられた。
「寄席発祥之地」の文字は 柳家小さん師匠が書いたものである。
発祥の碑の隣に,
寄席はねて 上野の鐘の 夜長哉
という 正岡子規の句碑も建てられている。
写真
碑文
寄席発祥の地
寛政10年(1798)6月, 下谷稲荷社境内に於て 噺の会が初めて有料で催され,
これが江戸の寄席の発祥と伝えられる。
200周年に当たり之建平成10年4月11日
寄席200年顕彰会
鈴本演芸場
新宿 末廣亭
浅草演芸ホール
池袋演芸場
世話人一同