郵便発祥之跡

ゆうびんきょくはっしょうのあと

東北本線 須賀川駅から 西に20km。須賀川市街地から国道118号で猪苗代湖方面に向かうと,国道から少し北に入った場所,長沼図書館の手前に古い石碑が建っている。

明治4年(1871) に郵便制度が制定されると全国各地に“郵便取扱所”が設けられた。福島県は当時磐前いわさき県・若松県・福島県(現在の浜通り・会津・中通り)に分かれていた。翌明治5年(1872) に合計19の郵便取扱所が開設され,明治9年(1876) まで若松県だった長沼町でもこの地に開設された。その後 郵便局舎は数回場所を移し,現在の長沼郵便局はこの碑から70mほど東にある。

ちなみに 長沼町は 平成17年(2005) に須賀川市と合併し,現在この地は長沼金町という地名になっている。


ストリートビューでは貸店舗の看板が掲げられた淋しい地域のようにみえているが、2017年(平成29年)現在はセレクトショップをそなえるカフェになっているようだ。

写真

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碑文

郵便発祥之跡

明治五年七月一日郵便取扱所■■

地図

地図

須賀川市長沼金町 付近 [ストリートビュー]