コカ・コーラ 発祥の地
こかこーらはっしょうのち
田町駅から南東に700m、東京モノレール 芝浦ふ頭駅から北西に700m。旧海岸通り沿いに平成26年(2014) に竣工したオアーゼ芝浦MJビル(港区芝浦2丁目15-6)北東隅の柱の陰に、横長の社名碑が設置されて、説明板が添えられている。車寄せから出場する際にはよく見えそうだ。
また、建物1階ロビーには日本におけるコカ・コーラ事業の父 髙梨仁三郎の胸像が据えられている。
明治19年(1886) ジョージア州アトランタで薬の製造・卸売業をしていた薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士が開発したシロップが誕生した。大正9年(1920)頃に日本に輸入され、明治屋と満平薬局が初めて販売が始まった。
日本で初めてコカ・コーラのボトリング契約を結ぶ東京飲料株式会社が昭和31年(1956)に設立、翌年には苦節を乗り越え髙梨仁三郎の交渉が実りフランチャイズ権を獲得した。政府が東京飲料に許可した民間用「コカ・コーラ」の販売箇所は、外国人客の多い全国ホテル56箇所、ゴルフ場20箇所、ボウリング場1箇所、外国人クラブ8箇所、外国人学校11箇所の合計96カ所に限られた。
以前の芝浦オアシス・ビズ時代はやや南寄りの歩道に面した場所に設置されていたのだが、建て替え後に移設された。
写真
碑文
日本における
コカ・コーラ発祥の地昭和31年11月12日、髙梨仁三郎により東京飲料株式会社が設立され、日本における初めてのコカ・コーラの製造・販売がこの地において開始されました。
昭和37年に東京コカ・コーラボトリング株式会社と社名変更し、昭和49年旧本社社屋が竣工した際に設置した社名を刻した碑を記念として保存いたします。平成26年8月28日
東京コカ・コーラボトリング株式会社
TOKYO COCA-COLA BOTOLING CO., LTD.