「茶わん虫の歌」発祥の地
ちゃわんむしのうたはっしょうのち
霧島市立宮内小学校(霧島市隼人町神宮3丁目4-1)敷地南側にある正門横に、茶わん虫の歌の看板が掲げられている。
鹿児島神宮近くの宮内小学校が「茶わん虫の歌」発祥の地だったとは!!!!! pic.twitter.com/OnejvRM4MD
— 𝚎𝚟𝚒𝚕-𝚎𝚢𝚎 𝚗𝚊𝚛𝚒𝚌𝚔 (@evil_eye_narick) March 13, 2019
写真
碑文
「茶わん虫の歌」発祥の地 宮内小学校
一番
うんだもこら いけなもんな
あたいげんどん茶 わんなんだ
日に日に三度も洗 るもんせば
きれいなもんごわんさー
茶わんひっちた 虫じゃろかい目籠 など蹴歩 く 虫じゃろかい
まこてげんねこっじゃ
わっはっは二番
うんだもこら いけなもんな
あたいげんどん 嫁じょなんだ
日に日に三度も ちけんせぇば
きれいなもんごわんさー
顔についた けしょじゃろかい
化粧についた 顔じゃろかい
まこてげんねこっじゃ
わっはっは三番
うんだもこら いけなもんな
あたいげんどん むひこぉなんだ
日に日にろっども くろもんせぇば
たまげたもんごわんさー
あたいがちかたが すねたろかい
あてごた茶わんが こめたろかい
まこてげんねこっじゃ
わっはっは
【歌詞の意味】
一番
まったくそれは、どんな物なのですか?
わたしの家の茶わんは、毎日、日に三回も洗っているのできれいなものです。
茶わんについた虫のことでしょうか?
洗い物かごなどをけちらして歩く虫のことでしょうか?
まったくはずかしいことです。わっはっは。二番
まったくそれは、どんな物なのですか?
私の家のお嫁さんは毎日、日に三回も化粧しているのできれいなものですよ。
顔についた化粧なんだか?
化粧についた顔なんだか?
まったくはずかしいことです。わっはっは。三番
まったくそれは、どんな物なのですか?
私の家の息子は、毎日、日に六回もおかわりするから驚いてしまいます。
私のよそい方が少ないのか?
あてがった茶わんが小さいのか?
まったくはずかしいことです。わっはっは。
「茶わん虫の歌」は、県民のだれもが愛唱する歌として広く知れわたり、鹿児島を代表する歌の一つです。
「茶わん虫の歌」誕生の経緯
「茶わん虫の歌」は、今からおよそ90年前の大正10年(1921年)に宮内小学校 に勤務されていた故・石黒ヒデ先生が、学校対抗の学芸会で披露した劇「行きくれし旅の子」の劇中歌として作詞・作曲されました。
「行きくれし旅の子」の内容
劇は不幸な生い立ちの少女が主人公。境遇の似た旅の三姉妹と共に吹雪の森から春の野山へ抜け出て希望を見出す物語です。森を出た先の峠で少女らは茶店に立ち寄ります。そこで「茶わん蒸し」を注文したところ、料理名を知らなかった店の女性が「茶わん虫」と勘違いし、「あらよー、茶わん虫ごわすか?」と言って歌い出します。
〇宮内小学校ホームページで歌を聴くことができます。
〇平成27年2月
「茶わん虫の歌」教育推進委員会