大納言 小豆 発祥之地
だいなごんあずきはっしょうのち
福知山線 黒井駅から南東に6km、丹波市春日町
長い間藩主家が定まらず交代した丹波亀山藩。宝永2年(1705) に藩主 青山忠重が、東中村の優秀な小豆の精選種一石を庄屋に上納させた。その中からさらに精選したもの一斗を5代将軍 徳川綱吉に献上したところ、幕府の評判になった。綱吉この中からさらに粒を選んで朝廷に献上し、朝廷でも賞賛されたことから大納言小豆と称されたのが、丹波大納言小豆の由来とされる。
なお「大納言」という名称の由来は、煮ても腹割れしにくく、そのことを「殿中で抜刀しても切腹を命じられない大納言」になぞらえ呼ばれたともいう(諸説ある)。
写真
碑文
大納言小豆発祥之地
大納言小豆の由来
宝永二年(一七〇五)当時の亀山藩主は領内東中に産する小豆は、他に比類のない優秀なものであると賞揚し特に庄屋に命じて精選種を納めさせ、さらにその内より特選したものを江戸幕府に納めた 幕府はその幾分を京都御所に献じたが、これが小豆献納の起源となって 明治維新に至るまで継続することとなった
京都御所においては 多くの特長を持ったこの小豆を賞味し 味も優れ 煮ても腹の割れないところから「大納言は殿中で刀を抜いても切腹しないですむ」ことになぞらえて「大納言小豆」と名づけたと言われ早くよりその名聲を称えられて来た