群馬県 ボーイスカウト運動 発祥之地

ぐんまけんぼーいすかうとうんどうはっしょうのち

高崎線 新町駅から北東に800m。新町第一小学校の北西側に隣接して“於菊稲荷おきくいなり神社”がある。 神社境内の南隅(南参道入ってすぐ)に 1.5mほどの高さの茶色の石碑が建っている。

ボーイスカウトは,戸外活動を通じて心身ともに健全な青少年の育成・教育を目的とする運動で, 20世紀初めにイギリスで始まった。日本に紹介されたのは 1908(明治41)年で,各地に「東京少年軍」「大阪少年義勇団」「静岡少年団」 などの名称の組織が結成され,次第に全国的な活動になった。太平洋戦争の開戦に伴い軍国主義的色彩の強い「大日本青少年団」の体制となったが,終戦にともない解散。戦後は「ボーイスカウト日本連盟」が発足して全国的な活動に発展した。

群馬県においては,大正11年(1922) にこの地でいち早く「新町義勇団」が結成され, 戦後は“ボーイスカウト新町第一団”となった。このことにより この地は「群馬県ボーイスカウト活動発祥の地」 となった。

写真

  • 群馬県ボーイスカウト運動発祥之地
  • 群馬県ボーイスカウト運動発祥之地 背面
  • 於菊稲荷神社(2019)
  • 群馬県ボーイスカウト運動発祥之地(2019)
  • 群馬県ボーイスカウト運動発祥之地(2019)
  • 群馬県ボーイスカウト運動発祥之地 背面(2019)

碑文

群馬縣ボーイスカウト
運動發祥之地

一九七六年十一月二十八日建之
新町少年義勇団史刊行委員会
日本ボーイスカウト新町第一団

針谷正之書

西倉石材店刻

地図

地図

高崎市新町 付近 [ストリートビュー]