行田 酉之市 起原碑

ぎょうだとりのいちきげんのひ

秩父鉄道 行田市駅から西に500m。下町しもまち愛宕神社の境内,西北の木立の中に「明治四十年十二月六日開始 行田酉の市起原碑」と刻まれた白っぽい大きな石碑が建っている。

酉の市は 主に関東地方各地の神社などで行われている行事で,一般には11月の酉の日に開催される。埼玉県では行田市と熊谷市に「酉の市起源碑」があるが,ここでは酉の日とは関係なく,毎年12月の7日に行田の酉の市,12月8日に熊谷の酉の市と続き,10日の大宮氷川神社の祭礼などにつながっていく一連の暮の祭礼の一環として行われる行事となっている。

明治40年(1907) にはじまった行田酉の市も100周年を経て益々賑わいをみせており,熊手やお札などを扱う店が連なり,大きな熊手が売れると威勢のいい掛け声と共にシャンシャンと手締めが行われるのは,他の地方の酉の市と変わらない盛大な祭礼となっている。

写真

  • 行田酉之市起原碑
  • 行田酉之市起原碑 碑陰

碑文

行田酉之市起原碑

明治四拾年十二月六日開始

大正拾五年十二月六日■■■

地図

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