北鎮砲兵 発祥の地

ほくちんほうへいはっしょうのち

 
撮影:
2006年5月
2024年6月(写真 まさ・なち さん)

札幌市営地下鉄 幌平橋駅の北西 200m。札幌護国神社の社殿に向かって右側の 境内はずれの広い空間に, 多数の旧軍関係の記念碑・慰霊碑が並んでいる。その中に「北鎮砲兵発祥の地」碑がある。

「北鎮砲兵」に関しては 碑文に書かれた以外の事情は不明。本碑の右隣に 「砲兵第七連隊営門哨舎」と書かれた, 歩哨が常駐するための哨舎が 歴史的遺物として残されている。

写真

  • 砲兵第七連隊営門哨舎
  • 北鎮砲兵発祥の地
  • 北鎮砲兵発祥の地 碑文 
  • 北鎮砲兵発祥の地 碑陰(2024)
  • 北鎮砲兵発祥の地(2024)
  • 北鎮砲兵発祥の地 碑文(2024)

碑文

北鎮砲兵発祥の地

札幌市長 板垣武四書

 我が, 野砲兵第七連隊の前身独立野戦砲兵大隊は, 日清戦争の後, 三国干渉によって国論沸騰の中に, 明治廿九年十二月札幌の地に創設され, 記念すべき北鎮砲兵の殷々たる砲声は石狩河畔に轟き渡った。明治卅二年十月, 連隊の整備開始により, 同大隊はそのまま第二大隊と改称し, 新たに第一大隊が編成された。明治卅三年十月, 兵営を旭川に移転し, 同卅四年七月連隊本部が開設されて, その編成の完結をみた。
 茲に, 砲兵発祥の地に記念碑を建立し, ゆかりある哨舎の保存と共に, 永く先人の偉勲を偲ばん とするものである。

昭和六十年六月吉日

砲七会

地図

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