居合術……発祥之処
いあいじゅつ……はっしょうのところ
大宮駅から北東に約1.5km、武蔵一宮氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町一丁目407)の境内社 稲荷社の近くに文字が読めなくなった木碑が建っている。「居合術……発祥之処」とあったようだが、何と記されていたのかもう読み取れない。想像では「居合術一之宮流発祥之処」ではないかと想像する。
脇には立札があり、簡単な説明が添えられている。
なお、大宮の地名はこの氷川神社という大きなお宮からとされる。
写真
碑文
武州一の宮流
武州一の宮流居合術は当神社に縁ある一の宮左太夫なるもの剣に秀で初め長野無楽齋に従って居合術を学び、更に居合術の祖と云はれる林崎甚助この地に来り滞在中就いて其の技を磨きこれを会得し遂に一流を成したものと伝えられる。
永禄、天正の頃か
神明無想東流系譜
(略)
林崎甚助重信の甥 武州川越の住髙松勘兵衛信勝をその祖とする説もある。
武蔵一宮氷川神社