海水浴 発祥の地

かいすいよくはっしょうのち

京浜急行 京急富岡駅(KK47)から東に約500m、シーサイドライン 並木北駅から西に約500mに富岡八幡公園がある。南北に長いこの公園の中央付近に富岡八幡宮に登る参道の石段と鳥居があって、そのすぐ手前に「記念碑」と書いた大きな石碑と50センチぐらいの石柱が建っている。

前者は、かつてこの付近が富岡漁港だったことを記念する碑で、後者は「海水浴発祥 宮の前海岸跡」と書かれている。

横浜・富岡のこの付近はかつて白砂青松のすばらしい海水浴場だった。江戸末期に横浜が開港して外国人が住むようになると、海水浴に適した場所を求めてこの付近に外国人が逗留するようになった。ヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士もこの地を訪れ、この地が東京湾で一番海水浴に適していると推奨したので、一躍脚光を浴びることになった。

その後政治家など中央の大物たちが次々と富岡海岸に別荘を構えた。井上馨・伊藤博文・三条実美・松方正義等々数多く、当時「夏は富岡で閣議が開ける」とまでいわれたという。

現在では公園の周囲は住宅団地と工場群が広がり、海岸線は東へ1Kmほど遠のき、海岸が近くにあったとは信じられないような場所である。富岡漁港記念碑によると、この公園の西側はすぐ海になっていて漁港と砂浜が広がっていたが、昭和40年代から50年代にかけての高度成長期に、広大な面積の埋立てが行われ様相は一変してしまったという。

写真


旧URL
http://hamadayori.com/hass-col/culture/kaisuiyoku.htm

碑文

海水浴発祥

宮の前海岸跡

平成十一年 富岡丁長寿会

地図

地図

金沢区富岡東4丁目 付近