菅家 発祥之地

かんけはっしょうのち

近鉄橿原線 尼ヶ辻駅から北西に700m。国道308号 阪奈道路の北側に喜光寺があり,その東に菅原天満宮(菅原町東1-15-1)がある。神社の鳥居前に「菅原天満宮」という石標が建っており, これに「菅家発祥之地・菅公御誕生所」と書かれている。

学問の神様として全国の天満宮に祀られる“菅原道真”は, 相撲の祖として知られる“野見宿禰のみのすくね”の流れをくむ 土師はじ氏の子孫。 平安時代初期に道真の曾祖父が,この地“大和国菅原邑”に住んでいたことから, 菅原氏を名乗ったとされる。

菅原道真の生誕地については 記録がないため不詳とされているが,この地 菅原天満宮の他にも 京都 菅原院,菅大臣天満宮などが 菅公生誕地を名乗っているようで, この地が生誕地と断定はできないが,菅原家(菅家)の発祥地であることは確かなのかもしれない。

菅原道真にゆかりの地は数多くあるが,京都「北野天満宮」と 終焉の地「太宰府天満宮」と並んでここ「菅原天満宮」が最も重要な神社と呼ばれるという。しかし,各地の天満宮と比べると,知名度や神社の規模などにおいて いささか見劣りがするのは残念である。

写真

  • 菅家発祥之地
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  • 菅原天満宮

碑文

菅家発祥之地

菅公御誕生所

菅原天満宮

地図

地図

奈良市菅原町 付近 [ストリートビュー]