川西剣舞 発祥之地
かわにしけんばいはっしょうのち
東北本線 平泉駅の北西 約5km。 衣里小学校から南西に進むと 衣川(北上川の支流)に架かる「川西橋」がある。橋の南詰にある 小公園に 自然石に「川西剣舞発祥之地」と刻まれた石碑が建つ。
「川西
阿吽の面をつけ 刀を持った踊り手が念仏にあわせて踊り 亡霊たちを成仏させるもので, 国の無形民俗文化財に指定され, 中尊寺で行われる 施餓鬼会などでも踊られている。
すぐ前の川西橋の高欄には, 代表的な1人踊りである “
写真
碑文
川西剣舞発祥之地
揮毫 衣川村長
佐々木秀康川西大念仏剣舞の起源は遠く, 奥州藤原氏 初代清衡の時代, 家臣佐野弥左衛門てによっ て亡魂供養のために創られたと言われる。
過ぐる前九年, 後三年合戦で, 非業に死ん だ人たちが成仏できずに, 宙を荒れ狂う様が 勇壮に振り付けされている。
往古の踊りのまま伝承され, みちのくの農 民を偲ばせる素朴な下袴の舞い手,笛と太鼓 の囃し方,この呼吸がひとつになって躍動す る時,それはまさに郷土衣川の年輪となる。
平成五年十二月十三日,国の重要無形民俗 文化財に指定。
歴史の郷衣川の誇り「川西大念仏剣舞」を後 世に伝え残すため,碑を建立するものである。平成九年八月一日
川西大念仏剣舞記念碑建立実行委員会
衣川村芸術文化協会