山笠 発祥之地
やまがさはっしょうのち
博多駅の北西600mの地に臨済宗 承天寺がある。正面の総門に並んで勅使門があり、その脇に横長の石碑がある。
日本三大祇園祭りの一つともいわれる博多祇園山笠。水法被姿の曳き手が大量の水をかけられながら市街地を駆け抜ける、迫力万点の“追い山”。この山笠は博多の総鎮守・櫛田神社の神事だが、その由来は鎌倉時代の1241(仁治2)年疫病が流行した時に、承天寺の開山・聖一国師が施餓鬼棚に乗って棒で担がせ、病魔退散を祈ったのが始まりといわれる。
承天寺は仏殿(本堂)がある表の境内と,方丈などがある裏の境内の中間に、車道が通っていて二つに分断されている。歴史ある寺の敷地が道路で二分されているのはいかにも無惨である。また、この場所は駐車スペースとなっているため駐車車両があると陰に隠れて見えなくなる。邪魔になるらしく、時々この場内を行ったり来たり動かされているらしい。
写真
碑文
山笠発祥之地