たらいこぎ発祥の地

たらいこぎはっしょうのち

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撮影:
どなたか見てきてください!

奥羽本線 十文字駅から東に5km、真人まと公園(横手市増田町増田真人山下)の沼の北岸の広場に碑が設置されている。

たらい漕ぎ競争は、酒蔵が箍の緩まぬよう沼に浮かべていた酒造用たらいに、地域の若ぇ衆が悪乗りで乗ってこいでみせたところからきている。21世紀ならば、それをスマホで撮ってSNSで拡散して叩かれて一生を棒に振るタイプの悪ふざけだが、昔はいろいろ限度というものがあって、寛容に許容できる程度で済んでいたということだろう。

平成25年(2013) のストリートビューとちょっと様子が違うので、平成29年(2017) に改修したということのようだ。

写真


碑文

たらいこぎ発祥の地

真人公園

新観光秋田三十景
東北観光地六十景

真人公園「たらいこぎ競争」

[真人公園」は県内有数の名園で、新観光秋田三十景、東北観光地六十景のひとつに指定されており、四季を通じて美しいたたずまいをみせている。
例年4月下旬から5月上旬にかけて桜の名所として県内外から多数の観光客が訪れる。
「たらいこぎ競争」は、真人公園桜まつりの伝統行事として公園内沼で行われる。口径90cm、高さ40cmの「たらい」に乗り、バランスを取り手で漕ぎ進むという全国的にもユニークな競技である。
増田町は、昔から酒造りが盛んな土地で、大正時代には十を超える銘柄があった。タガがゆるまないように沼に浮かべてあった酒造り用の「たらい」に、酒屋の若勢衆が遊び半分に乗って速さを競ったのが「たらいこぎ競争」の始まりである。
大正4年、真人公園で行われた青年大運動会の種目のひとつとして、たらいこぎ競争が行われている記録写真がある。
現在は毎年4月29日に子供を中心に行われており、多数の参加者が花見客を喜ばせている。8月16日には、地域活性化のため商工会青年部が中心となり「全日本元祖たらいこぎ選手権大会」を開催し、県内外からの参加者を集め、大人を中心とした競技会として実施している。

横手市
一般社団法人 増田町観光協会
よこて市商工会
たらいこぎ選手権大会実行委員会

平成二十九年八月十六日建立

地図

地図

横手市増田町増田真人山下 付近 [ストリートビュー]