きりたんぽ 発祥の地かづの
きりたんぽはっしょうのち
花輪線
「
「たんぽ」というのは,本来 稽古用の槍につける綿を丸めて布で包んだもの=短穂 を指し,きりたんぽの形が槍の
「きりたんぽ」という言葉の由来には 次のような逸話が残されている。
ある時,花輪(現 鹿角市)に南部藩の殿様が直々に巡視にやってきた。その時に藩主に出された料理が,山に住む木こりやマタギたちの料理。木こり達は ご飯が腐りやすいため、木の棒にご飯をつぶしてつけて焼き,これを山でキジや野菜を煮詰めた鍋に入れて食べていた。これを藩主に差し上げたところ,藩主は大変お喜びになり,「これはなんと言う料理か」と聞いたが,正式な名前などない料理のことゆえ,とっさに思いついたのが 槍の稽古に使う短穂槍の形に似ているので,「これは“たんぽ”です」と答えたという。これがきっかけできりたんぽと言われるようになったといわれる。
余談だが,有名な「秋田音頭」は
秋田名物ハチモリハタハタ,男鹿で男鹿ブリコ(アーソレソレ)
能代春慶,桧山納豆,大館曲げわっぱ……
と続くが,きりたんぽについては「き」の一文字すら出てこない。これはどうしたことだろうか?
写真
碑文
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きりたんぽ 発祥の地
かづの鹿角市商工観光課
イメージキャラクター「たんぽ小町ちゃん」も描かれている