ムーチー 発祥の地

むーちーはっしょうのち

大里城址公園近くの給水塔に、描かれている。事前の情報ではストーリーとは違ってフレンドリーに描かれている鬼等が見えるはずだったが、手前の樹木が生長してしまい辛うじて文字がまだ見えているという程度となっている。

うにむーちーは、餅を月桃の葉で包んだもので、大里村おおざとそん(現在の南城市)が起こりとされる。兄が人食いの鬼となってしまった妹が子を背負い兄を探しにいくと、家が見つかり鍋の中には人肉が入っていた。逃げ帰った妹は、世間を騒がす鬼となった兄を何とかしようと餅を用意して家に招いた。そこで経血のにじむ陰部をさらしながら餅を旨そうに食べてみせると、兄は腹の下の血を吐く口はなんだと尋ね、妹は、女は上の口で餅を食べ下の口では鬼を食べるのだと迫り、慌てた鬼は逃げようとして崖から転落して死んだという。

この話から、現代でも旧暦12月8日(1月18日頃)にはムーチー折目(おり)を行い、魔除けをして無病息災を祈念する。

鬼が死んだ首里金城(かねぐすく)金城(かねぐすく)大嶽(うふたけ)にも立札があってムーチーの由来の地であることが謳われているという。

写真

  • ムーチー発祥の地 (2019)
  • ムーチー発祥の地 (2019)

碑文

ムーチー発祥はっしょうの地

地図

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