鬱金 発祥之地

うっちんはっしょうのち

沖縄本島、那覇空港から東に20Km。知念半島の東部、知念の集落近くに“知念城跡”がある。そこから200~300m南西、国道331号から数十メートル西に入った農業公園のあたりに「鬱金ウッチン発祥之地」と刻まれた白い石碑が建っている。

鬱金発祥之地

「ウッチン」とは沖縄の言葉で鬱金ウコンのこと。英語で turmericターメリック 。「鬱金」の元の意味は“鮮やかな黄色”で、根茎が鮮やかな黄色をしていることから来ている。インドなど南アジア原産のショウガ科の植物で、香辛料(カレーの主成分)・着色料(カレー粉や沢庵漬やターメリックライスの黄色、衣類の染料)・生薬(肝機能改善、発ガン予防、健胃剤)などとして用いられる。

琉球王朝時代の沖縄に南方からもたらされた鬱金は、温暖な地方では栽培しやすく(寒さには弱い)、また経済価値の高いため、砂糖と共に専売制を敷いて栽培から販売までを王朝が独占し、厳しい管理下においた。村々に栽培量を割り当て収穫されたものは全量を買い上げ、薩摩藩を通して日本各地に高値で出荷されたと言われる。

この地が「鬱金の発祥の地」と言われるようになった由来は下記の碑文に書かれた以上の事情はわからないが、この碑は“ウッチンアタイグワ”(ウコンの畑の意)と呼ばれるこの地に2000年に建立された。

なお碑文にある「間切」とは、現代の“町村”に相当する琉球王朝時代の行政区分のことで、明治になってもそのまま引き継がれ、1907(明治40)年までこの名称が使われていた。

写真

  • 鬱金発祥之地

碑文

鬱金ウッチン発祥之地

うっちんは、琉球王府の重要な交易品でした。

その栽培が各間切に割り当てられ、知念間切惣耕作当、城耕一氏(後の地頭代)はこの畑にうっちんを植え、その栽培普及に力を尽くしました。

平成12年3月吉日建立

地図

地図

南城市知念字具志堅 付近