最上川 発祥の地 ながい

もがみがわはっしょうのちながい

山形鉄道フラワー長井線時庭駅から東北東に2km。最上川と白川の合流点に「最上川ビューポイント」という標柱が建っていて,その脇に「最上川発祥の地 ながい」の標識がある。

最上川は米沢市の西吾妻山を水源として,米沢盆地・山形盆地・新庄盆地・庄内平野を通って,酒田市で日本海に注く,延長230kmの川。流域面積は山形県の75%を占めていて,流域人口は山形県の80%にも達する。文字通り“山形県を代表する川”である。
白川(置賜白川)は福島県と新潟県の間の飯豊連峰・種蒔たねまき山を水源として長井市で最上川と合流する,延長56kmの支流。

ビューポイントの標識の建っている白川との合流点から上流の最上川は,以前は“松川”と呼ばれていて,“最上川”はこの合流点が起点となっていた。このことから この地が「最上川発祥の地」だとされた。

余談だが,ものの本によれば「発祥とは 物事が起こり始まること」とされている。同様の意味合いを持つ言葉には“起源”“ルーツ”などがあるが,いずれも“時間的に初めて起こった”ことを指していると思われる。
これに対して「最上川発祥の地」は,“最上川の起点がここだ”という“場所的な始まり”の意味で使われている。このような「発祥の地」は他に例を見ない,独特の表現である。

写真

  • 最上川発祥の地
  • 最上川発祥の地・大河合う所 河井

碑文

最上川発祥の地ながい

最上川発祥の地・大河合う所 河井

 小さい頃,自然の楽しさ,面白さ,恐ろしさを教えてくれたおじんちゃ,
おばんちゃ,親父やおふくろ・・・・ そして,先輩や仲間,兄弟達と山で木登り
をしては落っこってしまって・・・でも落ち葉でスポンジの様にふわふわして
たっけ・・・川で泳いでは向こう岸まで先輩,仲間と一緒に死に物狂いで泳い
だっけ・・・転んですりむいてはよもぎの葉っぱの汁を付けあった悪ガキ達・・・
腹がへってはどこの畑か分らないのにキュウリやスイカやウリを黙って頂き,
皆で食べたものだ・・・・自分の家の子供もよその家の子供もみな同じ,自分の
家の子供のように目を細めて黙って見逃してくれたなー・・・・・小学校では
朝礼で“ひろき野を流れ行けども最上川・・・・・・・”歌ったっけなー
ファミコンや塾も無い,自然と遊ぶことしかないその時代から少しも変わらぬ
大自然と川の流れ・・・
先輩が,仲間,後輩,兄弟を大切に思う心と強く人生を生き抜く力を与えてくれた
古里,河井・・・・日本海まで183.3km最上川の最初に位置するこの豊田の
河井・・・・先人が水を求めてこの地に住をなしてから,何百年,いや何千年・・・
この地に基礎を築き,井戸を堀った先人達をいつの世も忘れてはならない・・・
そしてこの里に根を降ろした私達は,その心とこの風土を子供,孫,曾孫の代
まで大事に残していきたいものだ。
 その為には,今私達がそれぞれにできることを世代,年代を問わず実行しよう。
魚の見える川を作ろうか・・水鳥や野鳥の森を作ろうか・・釣竿をたらして
芋煮会でもするか・・河原でオートキャンプやバーベキュウも良いなぁ・・
トラックに積んで新宿歌舞伎町にもっていけるものでもないこの山河・・・・
私たちにだけ頂いたこのロケーション・・・・・七色のネオンはないけれど,
太陽に輝く水面と,月を写す鏡のような川があるんだ・・・・木々の間を通り
過ぎるさわやかな風があり,鴨やしらさぎや白鳥の舞う緑の大自然があるんだ!
ナー日本人,忘れてならない 山と河。

平成12年1月23日

河井河川愛護会

地図

地図

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