なぎなた競技 発祥の地

なぎなたきょうぎはっしょうのち

高崎線 新町駅から北に150m。新町駅から北に通る県道179号 新町停車場線が国道17号を越えてすぐ しののめ信用金庫新町支店がある。その敷地の南隅に楯を縦2つに切り割った形の黒御影石の発祥碑が建っている。

薙刀なぎなたは長い柄の先に刃をつけた武器で,古く平安時代から使用されていたが,鉄砲が出現した後は 戦場で使われることはなくなり,もっぱら武家の女性の護身用具となった。明治以後“女薙刀”が女性の武道として発展し,太平洋戦争後はスポーツとして引き継がれ,昭和30年(1955) に“全日本なぎなた連盟”が発足。毎年“全日本選手県大会”が行われてきた。

昭和58年(1983) に開催された第38回国民体育大会(あかぎ国体)で、初めて正式種目として“なぎなた”が 取り入れられ,少年女子の部・成年女子の部として群馬県新町の住民体育館で開催された。

住民体育館は新町中学校・新町第一小学校に隣接する場所にあり,そこから南西に500mのこの地は 新町の玄関口であるため発祥碑がここに建てられたようだ。


多野郡新町しんまちは、平成18年(2006) に隣接していない高崎市に編入し、飛び地となった。

写真

  • なぎなた競技発祥の地
  • なぎなた競技発祥の地 背面
  • なぎなた競技発祥の地
  • なぎなた競技発祥の地(2019)

碑文

第三十八回
国民体育大会

なぎなた競技
発祥の地

群馬県知事 清水一郎書

テーマ   あかぎ国体
スローガン 風に向かって走ろう

   昭和五十八年十月十五日

新町
新町商工会
新町水曜会

地図

地図

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