野沢温泉 発祥の湯

のざわおんせんはっしょうのゆ

飯山線 戸狩野沢温泉駅から 東におよそ5km。野沢温泉の寺湯通りを下って, 旅館 中島屋の前、民宿てらゆの隣に「熊の手洗湯縁起」と表題のついた木の看板(説明板)が掛かっている。

野沢温泉には 13ヶ所の外湯(共同浴場)があり, その一つが「熊の手洗湯てあらゆ」。ここは 野沢温泉発祥の地といわれ, 手負いの熊が傷を癒したという言い伝えのある 古い湯。泉源は近くの“熊薬師堂”の裏手にある。

写真

  • 源泉
  • 熊の手洗湯
  • 野沢温泉発祥の湯
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碑文

熊の手洗湯縁起

野沢温泉発祥の湯と称せられる本鉱泉 は今を去る約一二五〇年 前の養老年間 元正天皇の御宇一猟師適此の地に到り射止めし巨熊の跡を辿れば小溜池に掌を洗ふを見る怪みてひそかに窺えば先刻負傷を鉱泉の湧出口に浸し居たり此に於て人々木の根を 伝ひ草をわけ此処に居を移せしものにして因に効用は外傷火傷切疵勿論高血圧症其他諸々の疾病に顕著な効用を示すものなり

昭和四十八年九月誌

地図

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野沢温泉村大字豊郷 付近 [ストリートビュー]