鮫池伝説 発祥の地

さめいけでんせつはっしょうのち

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鮫池伝説は、福島県東白川郡鮫川村渡瀬地区に伝わる、鮫川と鮫川村の名称の由来とされる伝説である。伝説の舞台となった鮫池は、鮫川の源流付近にあったとされるが、現在は池そのものは残っておらず、鮫川の源流としての水の湧いて出る様子が観察できる程度だ。

昔、渡瀬の地に子のない長者夫婦が住んでいた。夫婦が氏神に願をかけたところ女の子を授かり、娘は美しく成長した。しかし16歳のころから病に伏せるようになり、ある日、渡瀬にある大きな池へ連れて行ってほしいと両親に頼んだ。娘を池へ連れて行くと、娘は池に入り、黄金の鮫の姿となった。そして自分は池の主であり、長者夫婦の娘となって暮らしていたことを告げて池の中へ消えたという。後に娘の寝床から黄金の鱗が見つかったとも伝えられている。

その後、長者夫婦が亡くなると、黄金の鮫は鮫池から川を下って磐城の海へ出たとされる。このことから池は「鮫池」、川は「鮫川」と呼ばれるようになり、さらにその川名から現在の鮫川村の名称につながったと伝えられている。鮫池伝説は福島県が選定した「ふくしまの水文化」にも収録されている。

鮫川村

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写真


碑文

鮫池伝説発祥の地

この地には、昔から鮫の棲む池があったと伝えられ、その池はこの奥一帯にあったと推定される。
この地を「鮫池伝説発祥の地」として案内板を建て後世に伝えるものである。

平成十年三月三十一日設置
鮫川村教育委員会

地図

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鮫川村渡瀬 付近