関の五本松節 発祥の地
せきのごほんまつぶしはっしょうのち
境線 境港駅から東に8km。島根半島の西端, 美保関漁港から西側に500mほど小高い山を上ると,“五本松公園”がある。 公園のほぼ中央付近に 白っぽい平板状の石碑が建っている。
江戸時代,この地に 樹齢三百年という五本の松があり, 船乗りたちの格好の目印になっていた。 ここを通り掛かった松江藩主が“通行の邪魔になる”と, そのうちの一本を切ってしまった。土地の人たちはこれを悲しみ, 一本伐られて残った四本を 2組の夫婦松と見立てて, “一本切りゃ四本”の歌を作ったという。この「関の五本松節」の歌は 有名な島根県の民謡として, 現在も全国的に歌われている。
当時の松は台風で倒れたり, 松くい虫で枯れたりして, 現在は 三代目の松が育てられている。写真の右側に写っているのは“四本松”の切り株。 しかし これらは近年作られた“コンクリート松”だそうだ。松のそばには「旧松江街道」の標識が建つ。
当時の松は台風で倒れたり, 松くい虫で枯れたりして, 現在は 三代目の松が育てられている。写真の右側に写っているのは“四本松”の切り株。 しかし これらは近年作られた“コンクリート松”だそうだ。松のそばには「旧松江街道」の標識が建つ。
写真
碑文
関の五本松節発祥の地
関の五本松 一本切りゃ四本
あとは切られぬ 夫婦松関の五本松節保存会創立七十周年記念事業
平成五年十月十六日建之