扇風機発祥の地

せんぷうきはっしょうのち

大阪地下鉄 長堀鶴見緑地線・今里筋線 蒲生四丁目駅から北東へ600m、集合住宅タイムズ・ピース・スクエア敷地内の広場にステンレスプレートが設置された。

明治26年(1893) 日本に初めて電気扇風機が輸入され、翌明治27年(1894) に、東芝の前身である芝浦製作所が直流(DC)エジソン式電動機の頭部に電球をつけた日本初の電気扇風機を開発した。白熱電球が登場して間もないころに、スイッチ操作一つで、頭部に電灯が灯り、同時に風が出る扇風機は、真っ黒で分厚い金属の羽をつけた頑丈なものだった。

大正2年(1913) パナソニックエコシステムズの前身 川北電気企業社が国産初の交流式(AC)扇風機「タイフーン(KDKブランド)」を生産開始、大正4年(1915) 当地に工場を建設し、扇風機の本格的な生産を開始した。

日本の電気扇風機は、当初は直流式から始まり、後に交流式が主流になっていき、今では安価な交流(AC)扇風機と多機能で省エネな直流(DC)が半々程度に流通している。

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  • 扇風機発祥の地 碑文

碑文

扇風機発祥の地

この地は、およそ一世紀にわたり
累計1億台以上の扇風機を生産した工場の跡地です

  • 1909年
    • 川北電気企業社 創業。1913年から国産初の交流式扇風機「タイフーン(KDKブランド)」を生産
  • 1915年
    • ここ今福に工場を建設し、扇風機の本格的な生産を開始
  • 1956年
    • 松下電器グループの一員となり、ナショナルブランドの扇風機を生産。(のち、松下精工に社名変更)
  • 2003年
    • 生産累計1億台を達成。(松下エコシステムズに社名変更)
  • 2005年
    • 工場を閉鎖するまで扇風機を生産しました

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城東区今福西6丁目 付近