士道館 発祥の地
しどうかんはっしょうのち
西武新宿線 新所沢駅の北600m。県道6号川越所沢線の“花園”交差点から50mほど南西に,赤い壁で3階建の士道館総本部(所沢市美原町3丁目2947)の建物がある。建物の北側に白い平板形の石碑が建っている。
「士道館」は空手団体の一つで,正式な名称を「世界空手連盟士道館」という。館長は 創立者でもある添野義二氏で,高校時代に極真会館の道場に入門し,昭和44年(1969) の“第1回全日本空手道選手権”で準優勝。昭和56年(1981) に現在地(所沢市)で「士道館」を設立した。
沖縄で発祥した空手は 明治~昭和初期に本土に伝えられ,打撃の“型”に特化し“寸止め”ルールを採り,試合が行われなかった。これに対して 戦後,防具を付けた空手の試合が行われるようになり,更に防具を付けず 顔面以外の直接打撃を許す“フルコンタクト”ルールを採用した団体が現れ,国際試合が行われるようになった。
フルコンタクトルールを採る団体は,極真会館・士道館など 多数存在する。
写真
碑文
士道館
発祥の地一九六九年
添野義二
二〇〇三年四月六日建之