塩谷の恋蛍 発祥の地
しおやのこいぼたるはっしょうのち
東北本線の矢板駅から西に10km。塩谷町の役場方面から 県道63号で北に8km進むと,畑の中に「上寺島活性化施設・名水の郷交流館」という建物があり,その入口付近に「塩谷の恋蛍発祥の地」と書かれた看板が出ている。
「塩谷の恋蛍」とは,塩谷の源氏蛍をテーマにした演歌で,新劇女優でもある歌手の山吹恭子が,平成22年(2010) に発表した“ご当地ソング”ともいうべき歌である。
塩谷町は “尚仁沢湧水”という 全国名水100選に選ばれ一日6000tにもおよぶ豊富な湧水があり,遠く県外からもこの水を汲みに来る人がいるという。栃木県と塩谷町は“高原山麓水回廊”というキャッチフレ-ズのもと“水の街しおや”を目指している。
歌のテーマになった“塩谷の蛍”は,“塩谷の源氏蛍を守る会”が保護活動を行っている塩谷町総合運動公園を中心としたホタルを指す。平成13年(2001) ごろ 総合運動場で活動をしていたテニスクラブのメンバーが 練習帰りに数匹のホタルを見付けたことをきっかけに,小川を清掃し,エサとなるカワニナを養殖するなどの保存活動を行い,平成14年(2002) からは「塩谷の源氏蛍を守る会」を結成して,会員は100名を超え 町の公認組織として活動を続けた。
以来十数年を経過して,季節になると多数のホタルが群れ飛ぶまでになっている。
写真
碑文
塩谷の恋蛍 発祥の地
作詞・作曲
三浦道郎
唄
山吹恭子山吹恭子後援会
会長 和気広司
副会長 樋口郁夫
副会長 直井紀茂
見形寛
倭文正朗
樋口勝利