雫石 地名 史蹟 発祥の地

しずくいしちめいしせきはっしょうのち

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秋田新幹線 春木場駅の北方、雫石神社(雫石町西根北妻52)の参道入口の鳥居前に石碑が建つ。

写真


碑文

雫石地名史蹟発祥の地

滴石たんたん

雫石地名発祥ものがたり

むかしむかしそのむかし、およそ今の世から千年前の天喜・康平と呼ばれた頃の話である。 その頃、この山の上は、松・柏・杉の大木が連なり、昼なお暗い深い森であった。 里の人々の間には、この森の物音ひとつしないしじまの中から妙なる笛の音のような深い澄んだ音が聞こえるという言い伝えがあった。
ある日、里に住む柴を刈る翁が不思議なその音をたどると、一際大きくそびえ立つ老杉の根元に、底も知れない洞窟を見つけた。 その中で、銚子に似た口先から滴り落ちる清水が下の石に当り、滴の音が洞内に共鳴して「たんたん」と森の静寂の中に響き渡っていた。 噂は噂を呼んで郷内に広がり、大勢の人々が見物に来た。
そして、誰言うとなくこの地は「滴石」と呼ばれるようになり、時が移り変わるにつれて現在の「雫石」になったと言われている。 今もその大杉は天空にそびえ立ち根元の洞窟はそのままの姿を残している。
銚子の口は欠けて今はないが、水晶を溶かしたような清水だけが、往古の名残を留めて静かに湧き出している。

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雫石町西根北妻 付近 [ストリートビュー]