商業 発祥の地

しょうぎょうはっしょうのち

宮古島市役所の150m西、介護施設「ともの家」の前に「商業発祥の地」と書かれた案内標識が建っている。標識の上には、左方向に「住谷御嶽すみやーうたき」、右に「博愛記念碑はくあいきねんひ」という案内が書かれている。

この場所は狭い道路を入ったところだが、商店街になっており、市役所や図書館などの公共施設やいくつものホテルもあって、宮古島の中心地となっている。すぐ近くに平良ひらら港があって、古くから開けた場所であった。琉球王国時代の16世紀には“蔵元”(琉球政府の行政機関)がこの地にできており、その当時から行政の中心地でもあった。

明治の初期、周辺に住宅が増えるにつれて、この地に露店の市場のようなものが開設されて、日用品・雑貨・食料品などが販売されるようになった。やがてこれが現在の商店街に発展したといわれる。「商業発祥の地」というのはずいぶん大雑把な表現だが、もちろん宮古島で最初の商店ができたことを表しているのだろう。

写真

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碑文

商業発祥の地

  歴史文化ロード
  事業名 平成14年度修景緑化重点地域モデル事業

地図

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宮古島市平良西里 付近 [ストリートビュー]