水産 加工 発祥の地

すいさんかこうはっしょうのち

東海道本線 茅ヶ崎駅から南西に1.5km。海岸沿いに走る国道134号線の“西浜駐車場入口”交差点から茅ヶ崎港に入る角に茅ヶ崎漁協がある。漁協の脇、フェンスの内側に写真の石碑が建つ。碑は意外な場所にあり、何度もウロウロした結果発見した。かなり分かりにくい。


令和元年(2019) に再訪。フェンスの内側でわかりにくいというよりは、水産加工品販売所 茅ヶ崎イシラス建物前と言えばわかるかなというところ。ただし、建物前は駐車場になっているのか車両が置かれたりしていて、わかりにくいといえばわかりにくい。

写真

  • 水産加工発祥の地
  • 水産加工発祥の地 (2019)
  • 水産加工発祥の地 背面(2019)
  • 水産加工発祥の地 背面(2019)

碑文

水産加工発祥の地

神奈川県知事 津田文吾書

木村伊之助氏は、文久3年5月3日南湖中町に生れ生来勤勉力行其の全生涯を郷土業界に貢献された方であります 昔年沿岸漁業華かなりし頃鰹節乾物製造加工を営み荷受問屋として各地にキ伊商店の名声を博した外同志と共に㋠魚市場の創立に参与しその社長に就任間も無く関東大震災を契機とし有志の斡旋により㋜水産と合併し魚市場の設立を見るや選ばれて取締役に就き社運の興隆に寄与された功績は永遠不滅の偉業と申されましょう 然るに偶々病魔の冒す処となり薬石効なく昭和13年1月22日76歳を一期として逝去されました 誠に惜みても余りある処であります 然し幸い後継者の木村伊之助氏(二代)は出藍の 誉れ高くつとに茅ヶ崎水産加工神奈川県水産加工組合等の理事に選任されその面目躍如たるものあり 不肖偶々高座郡水産会長として父子二代にわたり交誼浅しとせず 茲に一文を草し石に刻み其の徳を世に称えんとするものであります

昭和45年11月3日

元衆議院議員勲三等 磯崎貞序 撰
成井亀三 謹書

茅ヶ崎市 水産 加工組合
二代目 木村伊之助 建之

施工 冨田石材店

地図

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