水稲 発祥之地(富良野)
すいとうはっしょうのち
根室本線 富良野駅から南東へ3.6km、布部駅から北へ3.5km、田畑が広がる一角に、小振りだが瀟洒な石碑が建つ。高さ約2.7m、幅約76cmの記念碑は、昭和27年(1952) 8月22日に富良野町開町50周年を記念して建立されたものである。
富良野市博物館等の歴史散策マップでは、明治32年(1899) を初年としており、これらを根拠に、富良野地域での水稲栽培が一般農法として定着し始めた時期がほぼ同年であることが確認できる。
北海道内の発祥の地碑として数多く水田発祥の地が数えられるが、《北海道「水田発祥の地」記念碑》という書籍が発行されるほどである。
写真
碑文
水稲 發祥之地
北海道知事田中敏文
富良野町
明治丗二年操上貞治氏始作す
𫔭町五十周年記念
昭和廿七年八月廿二日建之発起者
扇山郷土誌編集委員會石工 佐々木只富