瀧落之曲 発祥地
たきおとしのきょくはっしょうのち
国道136号 下田街道を 修善寺インターから南に2.5km。大平の集落に入ると龍泉寺に入る道路があり,さらに100m先を西に入り300mほど先の一番奥に,大平神社(伊豆市大平1455-1)がある。神社の横手の沢を少し上流側に移動すると,「功徳山瀧源寺跡・瀧落之曲発祥地」と刻まれた大きな石碑がある。
「瀧落之曲」は尺八の名曲の一つで,本碑の200~300m上流にある“旭滝”をモチーフとして,この地で作曲されたとされている。
大平神社に通じる狭い通路には,旭滝と「瀧落之曲」についての説明が書かれている。
写真
碑文
虚無僧史蹟
功徳山
瀧源寺跡瀧落之曲
発祥地
- 主催
- 修善寺町
- 修善寺観光協会
- 修善寺町大平区
- 瀧落の曲保存会
- 協賛
- 虚無僧研究会
- 名案虚山坊同友会
由緒
この地は 北条早雲の第三子 幻庵宗哲公(1493~1589)の時代から尺八にゆかりの深い土地でありましたが,さらに功徳山瀧源寺という虚無僧寺が開創されて多くの虚無僧たちが修行のために出入りするようなりました いま残っている尺八の名曲「滝落」もここで作曲されたといわれています
この碑は 当地の由緒ある虚無僧史蹟を長く保存するために 全国の尺八道人の協賛を仰いで建立したものであります修善寺町
旭滝
全長一〇五メートルで,六段に折落しており真東を向いていることから,この名がつけられたという。
ここは以前,功徳山瀧源寺という伊豆では唯一の普化宗寺院があったが,明治初年に廃宗となり,同寺の本尊・木彫十一面観音菩薩立像と木彫不動明王坐像の二体は県指定文化財となり北条幻庵の菩提寺である金龍院に安置されている。
また,尺八の名曲「滝落ちの曲」はこの滝から生れたといわれている。平成四年 修善寺町(現 伊豆市)