都山流 本曲「峰の月」誕生の地

とざんりゅうほんきょくみねのつきたんじょうのち

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関西本線 加太駅から南東に1km、梶ケ坂公民館(亀山市加太梶ヶ坂3115)敷地隅に石碑が設置された。令和4年(2022) 9月23日除幕。

都山《とざん》流本曲「峰の月」は、都山流の流祖・初代中尾都山が昭和21年(1946) に三重県亀山市加太梶ヶ坂で作曲した尺八独奏曲である。都山流尺八の代表的な本曲の一つとして現在も演奏されており、公益財団法人都山流尺八楽会の検定試験でも課題曲に採用されている。

中尾都山は昭和21年(1946) 、加太に住む都山流の重鎮・坂鋼山の家を訪れた。このとき、加太から望む錫杖《しゃくじょう》ヶ岳の峰に昇る十四夜の月を眺め、その情景から曲想を得て「峰の月」を作曲したとされる。

曲は二段から構成され、初段では月が出る前の暗く静かな情景を、二段では月が昇り、明るく輝きながら峰を照らす様子を尺八の音色で表現している。単なる風景描写にとどまらず、都山流独自の旋律や尺八のさまざまな奏法を用いて、月夜の情景を音楽として描いた作品である。

「峰の月」の誕生地である加太梶ヶ坂では、平成15年(2003) から「峰の月」誕生の地邦楽演奏会が開かれ、曲の由来が地域で伝えられてきた。

 → 亀山市観光協会

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碑文

都山流本曲「峰の月」誕生の地

都山流流祖中尾都山が終戦直後 加太在住の都山流の重鎮 坂 鋼山師を訪ねたとき 名峰「錫杖ヶ岳」から出ずる月を眺めて曲想を得られたのが都山流本曲「峰の月」です 坂鋼山師の楽譜書込みを転載します

昭和二十一年七月十四日流祖中尾都山先生 遠藤眠山師を伴ひ鋼山宅へご来遊の夜 傍らを流れる鈴鹿川(加太川)畔に涼をとられし時 折から東南に望む錫杖ケ岳稜線ほのかに月の出を告げ漸次明るさを増し十四日の月 勇然と昇る月光 下界を照らし川面に映えし情景一管に托し余すところなし

令和四年九月 建立

「峰の月」記念碑建立実行委員会

地図

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亀山市加太梶ヶ坂 付近 [ストリートビュー]