月岡温泉 発祥の地

つきおかおんせんはっしょうのち

羽越本線 月岡駅から東に5km。月岡温泉のホテル街に,県道300号 月岡停車場月岡線に面して 旅館浪花屋があり, その向い側に 自炊湯治形式の温泉旅館青木館がある。青木館の右手前に「月岡温泉発祥の地」と刻まれた大きな石碑が建っている。また 発祥碑の右手には「月岡原泉第6号井新井掘さく場」と書かかれた建物がある。

月岡温泉は,新津から北東に20kmほどの 田園地帯にあり,東西1km・南北500mぐらいの比較的狭い地域内に,20軒余りのホテル・旅館が集まった温泉地である。歴史的には,大正初期に新津を中心とした東山油田地域で石油開発が始まり,その一部として ここ月岡地区でも石油掘削が行なわれた。 その時に出た石油の量は僅かなものだったが,代りに温泉を掘り当てることができた。

この結果 石油組合は解散し,組合の役員をしていた 本間周三郎氏が ここに温泉場を造ることを提案。やがて 多数の旅館が建てられ,“新潟の奥座敷”と呼ばれるまでに発展した。

油田の名残として、湯面に油膜が見られることがあるという。

飲泉所 源泉の杜は「日本一まずい温泉」を自称しているという(入口には月岡温泉発祥の地であることを謳っているらしい)

写真

  • 月岡温泉発祥の地
  • 月岡温泉発祥の地 碑陰
  • 月岡温泉発祥の地

碑文

🌙月岡温泉発祥の地

顕彰

初代温泉井掘削者
 本間周三郎翁
温泉開発之祖
 今井慶作翁

開湯75周年記念

月岡源泉協同組合一同
建之

昭和六十二年十月吉日

地図

地図

新発田市月岡温泉 付近 [ストリートビュー]