鬱金 発祥之地
うっちんはっしょうのち
沖縄本島、知念半島の東部、国道331号沿いの具志堅コミュニティセンター(南城市知念具志堅22)から数十メートル西に上った 農業 農村公園の下の交差点附近に白っぽい石碑が建っている。知念城跡からは200~300m南西側。
「ウッチン」とは沖縄の言葉で
琉球王朝時代の沖縄に南方からもたらされた鬱金は、温暖な地方では栽培しやすく(寒さには弱い)、また経済価値が高いため、砂糖と共に専売制を敷いて栽培から販売までを王朝が独占し、厳しい管理下においた。村々に栽培量を割り当て収穫されたものは全量を買い上げ、薩摩藩を通して日本各地に高値で出荷されたと言われる。
この地が「鬱金の発祥の地」と言われるようになった由来は碑文に書かれた以上の事情はわからないが、この碑は“ウッチンアタイグワ”(ウコンの畑)と呼ばれるこの地に平成12年(2000) に建立された。
なお碑文にある「
令和元年(2019) に訪問してみたが、農村公園に行ってみても場所が分からず、近くで作業している方に教えていただいた。ご本人は何が書かれているか読んだことがないけど、そういえばあるよ、という感じだった。
地図の表示等に誤りがあったので訂正した。
写真
碑文
鬱金 発祥之地
うっちんは、琉球王府の重要な交易品でした。
その栽培が各間切に割り当てられ、知念間切惣耕作当、城耕一氏(後の地頭代)はこの畑にうっちんを植え、その栽培普及に力を尽くしました。平成12年3月吉日建立