海野氏 発祥之郷
うんのしはっしょうのさと
しなの鉄道の大屋駅から田中駅の間に“海野宿”と呼ばれる 旧宿場町がある。 海野宿の東端にある白鳥神社の東、整備されたトイレの陰に「海野氏発祥之郷」と書かれた石碑と 「海野氏の事跡」という石碑が並んで建っている。
海野宿は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており, 宿場時代の 建物が美しい街並みを見せている。北国街道に沿った宿場の長さは 約6町(650m)。 多くが旅籠屋だった建物で「出梁造り」や「海野格子」と呼ばれる2階の出格子が よく残っている。
また 明治時代以後は養蚕業で栄え, 蚕室などに用いられた建物は 宿場の風格を受け継ぎ, 江戸期のものと調和した町並みを作っている。一部の建物には「卯建(うだつ)」も残っており, 屋根の上に乗る小屋根(気抜き)とともに 繁栄した街の様子をしのばせる。
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