歌志内 発祥の地
うたしないはっしょうのち
根室本線 茂尻駅から南西に約5km、曹洞宗 明王寺(歌志内市字本町118)の東隣にある開拓碑小公園の階段を上ると、正面にツルハシとスコップをモチーフとした発祥記念碑が建つ。
写真
碑文
歌志内発祥の地
発祥の地
明治六年榎本武揚によつて空地炭田が発見され同十九年北海道庁が歌志内地域の炭田調査を行つた結果豊富な大炭田が確かめられた その後明治二十三年残雪まだ消えやらぬ四月北炭田の前身である北海道炭砿鉄道会社がペンケウタシュナイ側の上流に幾多の困難を克服しつゝ空地採炭所を𫔭坑今日の基礎を築いた 以來八十年余優良な炭質と無盡にひとしい埋蔵量を背景として発展の一途を辿ってきた 人口も次第に増加し明治三十年七月𫔭村昭和十五年町制施行同三十三年待望の市制施行をみたこの间明治三十三年芦別村を大正十一年赤平村をそれぞれ分村昭和二十四年に上砂川町を分町している最盛時には人口四万六千有余北炭住友石炭三井鉱山の大手炭砿を含め十五山年産一八四万トンの出炭を記録している𫔭基八十一年市制施行二十周年に当りわが鄉土𫔭発のため汗と血を流した先人の労苦を偲ぶとともに明日への発展の礎とするため戸長役場が置かれたこの地を歌志内発祥の地として記念碑を建立する
昭和五十三年七月一日
歌志内市長 齋藤讓一