ヤマト王権 発祥の地
やまとおうけんはっしょうのち
桜井駅北口 バスターミナルに設置された前方後円墳風な塚の脇に13本の柱を並べ、そこへ板を打ち付けてアピールしている。
桜井市がヤマト王権発祥の地だと宣言する主な理由は、市内に広がる
纒向遺跡は、3世紀初頭から中葉にかけて栄えた国内最大級の集落であり、大規模な建物跡や多数の土器、木製品などが出土している。特に重要なのは、初期ヤマト王権の大王墓と目される
これらの古墳群や、全国各地の土器が出土する点から、纒向が各地の勢力を統合し、初期国家形成の中心地であった可能性が指摘されている。また、邪馬台国の所在地論争においても、纒向遺跡がその有力候補地の一つとされていることも、この宣言の根拠となっている。
桜井市は、これらの考古学的成果を基に、この地こそが日本の国家形成の出発点であり、ヤマト王権の根源であることを内外に発信している
写真
碑文
ようこそ
国のはじまりを語る町 桜井へヤマト王権発祥の地
記紀万葉のふるさと
寄贈 一九九七年十二月二十五日
桜井市商工会
桜井木材協同組合