八ツ橋 発祥之地

やつはしはっしょうのち

京大病院の南, 東山丸太町の交差点の北西に面している熊野神社の境内に八ツ橋発祥の地の碑と創始者中興者 西尾為治の銅像が並んで建っている。

八ツ橋は粳米粉で作った焼き菓子。独特のニッキの風味と“聖護院”の名前で, 観光客に一番有名で手軽な京都のお土産として人気のあるお菓子の一つ。

明治の初め 聖護院村に生まれた西尾為治が,古くから伝わる製法に改良を重ね八ツ橋中興の祖と呼ばれた。

この碑は 平安遷都から1200周年を記念して 1994年に建てられた。

この熊野神社に並んで 北側には西尾八ツ橋の店があり, 「八ツ橋発祥の家」という大きな提灯を掲げている。

八ツ橋発祥の家

写真

  • 八ツ橋発祥之地
  • 八ツ橋発祥之地 説明札
  • 西尾為治像

碑文

八ツ橋
発祥之地

西尾為治は, 明治12年(1879) 山城国愛宕郡 聖護院村の八ツ橋屋に生れ, 以来 昭和37年(1962)1月に永眠するまで, 84年の生涯を 八ツ橋の発展のために心血をそそぎました。後年 中興の祖といわれ, 元禄からの古法を基調に改良に改良を重ね“京に八ツ橋あり”とその名声を拡げました。

平安遷都1200年を記念し, 八ツ橋発祥の地「聖護院の森」に 石碑並びに銅像を建立しました。

熊野神社

地図

地図

京都市左京区聖護院山王町 付近