雪まつり 発祥の地
ゆきまつりはっしょうのち
北手宮小学校へ通じる坂道の下に 「雪まつりの発祥の地」 「雪まつり資料館」と書かれた看板が建っている。これに従って急な坂道を上ると そのまま 北手宮小学校の校門に導かれ, 校門の内側の 石垣の上に 発祥碑が建っており, 小学校の校舎には「雪まつり資料館」の看板が見える。
毎年2月になると 札幌市で「さっぽろ雪まつり」が行われる。市内3ヵ所の会場で 雪や氷の大小の像を展示しており, 例年200万人もの観光客が集まる一大イベントである。この 雪像を作るアイディアは, 小樽市の北手宮小学校において始まった “雪まつり”を参考にして企画された。
北手宮小学校では昭和10年(1935) に最初の“雪まつり”が開催された。1ヶ月近くの時間をかけて ダルマや唐獅子などの雪像が児童の手で造られたという。このイベントは 70年経った今も続いているとのこと。
発祥碑は 小学校創立50周年を記念して建てられ, 碑文には 雪まつりの開催を提案した 第2代校長 高山喜市郎氏の詩が刻まれている。
坂下の表示は、2012年には褪色しながらもまだ存在していたが、その後取り外されて台座だけになってしまった。
写真
碑文
雪まつり発祥の地
雪国の人づくり
雪ふる中を
息白くはずませ頬赤くそめ
子等の雪まつらうすがたに
たゞたのもしくいぢらしく
思う