天草 ぽんかん 発祥の地
あまくさぽんかんはっしょうのち
国道266号沿い
写真
碑文
天草ぽんかん発祥の地
天草ポンカン導入六十五周年記念事業
大正末期天草みかんの先駆者吉田敏太郎氏のすすめにより松岡新太郎氏によって愛知県より苗木三十本取り寄せられ移植された。ぽんかんが予想以上に成績が良好でありましたため後四十アールに増反し日夜栽培に専念されたのが天草ぽんかんの発祥となりました。現在までは下浦町、牛深等主産地が形成され天草ぽんかんは全国屈指の産地となりました。西南暖地の天草は輝く太陽と海に面した傾斜地を生かし完熟したぽんかんの味は忘れられない甘い香りとさわやかな酸味とこくがあり、消費者の高い評価を受け今日に至っています。
本年は六十五年目にあたり、下浦町果樹研究同志会に於いて記念事業を行い六十有余年に亘り産地の生活をうるおし生産者に確かな希望と豊かな経済をもたらしすぐれた特産果樹としてのぽんかんに深く感謝しぽんかん産地の将来の発展の祈りをこめて記念碑を建立し六十五年生のぽんかん原木を保存するものであります。昭和六十三年十二月一日
下浦町果樹研究同志会
天草ぽんかん65周年
記念事業実行委員会