微住 発祥之地

びじゅうはっしょうのち

飛行機も新幹線も何もない秘境を自称する、福井市の福井駅(2023年新幹線開業予定)から東10kmほどにある最勝寺(福井市脇三ケ町29-11)境内において、令和2年(2020) 5月30日に石碑の除幕式が執り行われた。世界中に拡大した疫病の影響で参加者は最低限におさえられ、ネットでメンバーを限定したライブ中継されたらしい。

小さめの石碑は、敷地内の壁を背に立てられていて、周囲に知らせる意図は無いのかもしれない。

微住とは、1つの場所で2週間以上滞在してみる滞在型旅行で、観光以上移住未満という様子から微住と呼ぶようになったらしい。ただ通過するのではなく、地域とお互いに関与し合うということだ。日本人向けの事業ではなく、台湾人を対象としたものらしく、日本語の案内は少ない。あっても想いが熱すぎて客観的に語られていないので、実際のところはよくわからない。

新幹線が令和5年(2023) 頃開業予定ということであり、新幹線停車駅である福井駅からそう遠い場所でも無いのだが、現地は非常に長閑な地域。鉄道が通っているとはいえ越美北線は九頭竜湖までしか行かない単線の単行。

写真

  • 微住発祥之地
  • 微住発祥之地 背面

碑文

微住発祥之地

二〇二〇年三月一日

地図

地図

福井市脇三ケ町 付近