最古の 茶園
さいこのちゃえん
京阪電鉄 石山坂本線 坂本比叡山口駅(2018年3月までは坂本駅)に隣接する北側の空地の端に、小さな緑地が祀られていて、茶が植えられている。日吉神社と書かれていて、周囲を囲む柵に沿う位置に「日吉茶園」を説明する駒札が立てられている。
説明によると、比叡山延暦寺の開祖 最澄が唐(中国)から種を持ち帰って、栽培をしてみたのが始まりであるとのこと。
日吉大社にお勤めの方や叡山高校の留学生のみなさんから、写真や情報等をお送りいたくと、ハンターが喜びます。
写真
碑文
日吉茶園
社伝によればこの茶園は比叡山延暦寺開祖伝教大師最澄が
入唐求法 に際し天台山より茶の種子を持ち帰り延暦二十四年(八〇五)山麓のこの地に植えられた事が始まりとされ、我が国最古の茶園と称されています。殊に『日本後記』弘仁六年(八一五)四月条に、最澄と共に帰朝した永忠の手によって時の嵯峨天皇に煎茶が献じられた記事が、わが国喫茶の発祥とされている事からもこの茶園が最古と呼ばれる由縁であります。
現在も毎年四月の日吉大社山王祭での「献茶式」において四基の神輿にこの茶園のお茶が献じられ、更に六月四日伝教大師 最澄の御命日に比叡山延暦寺浄土院にて執り行われる「
長講会 」でも献じられています。日吉大社