中部地方 電気事業 発祥の地
ちゅうぶちほうでんきじぎょうはっしょうのち
名古屋市営地下鉄 伏見駅から 東に150m。 広小路通りに面して電気文化会館・でんきの科学館(愛知県名古屋市中区栄2丁目2-5)があり、そのエントランス左手の公開空地の東側壁面にわりと大きいサイズのパネルが埋め込まれている。
この地は明治22年(1889) に名古屋電灯株式会社(中部電力株式会社の前身)が 「電灯中央局」と呼ばれた 小規模な石炭火力発電所を置き、一般家庭に初めて電気を送った所。これが中部地方における電力供給の発祥とされる。
写真
碑文
中部地方電気事業発祥の地
この場所は中部電力株式会社の前身である名古屋電燈会社の 石炭火力発電所(発電機ドイツ製,出力25KW×4台)があった 所です。明治22年(西暦1889年)12月15日,この発電所でおこ された電気が初めて名古屋市内に送られました。当時の電燈の 数は約400燈,電柱数は391本,配電線路の延長は3里24町余(約15,000m)でした。
電気文化会館を建設するにあたり,これを記念してこの碑を 設置いたします。昭和61年7月
中部電力株式会社
取締役会長 田中精一